令和2年1号

45日間（6月1日~7月15日）の気象状況（前原にて計測）

2. 出穂期予想と穂肥の時期

1.  中干開始時期は、1株の茎数が18本程度になった頃です。(田植え後約1ヶ月)
2. 田面に軽く足跡がつく程度に干しましょう。
3. 田面が白く乾きすぎないように注意しましょう。
4. 畔際と田んぼの中心部分では乾き具合が違うので田んぼ全体を良く見て下さい。
   

1. 最初の水入れは、走り水程度のかん水を行い、土と水を馴染ませましょう。
2. その後は間断かん水を行いましょう。
3. 中干しが出来なかった田では落水期間を長めにした間断かん水を行いましょう。

1. 出穂期は稲にとって一番水が必要な時期です。出穂の1週間前後は水をきらさないように、浅く水をためましょう。

1. 台風が接近してきたら、強風による脱水を防ぐため可能な限り深水管理を行いましょう。
2. 台風が過ぎ去った後は水を入れ替え、間断かん水を行いましょう。
   

（1）ウンカ
　　セジロウンカの飛来は少なく、防除の必要はありません。トビイロウンカもセジロウンカと一緒に飛来してきており、

　　例年より多く注意報が出されています。今後の天候次第では増加する恐れがありますので、気をつけて観察して下さい。

（2）コブノメイガ
　　食害が目立ちますが、収量への影響はほとんどないため、防除の必要はありません。


（3）いもち病
　　①穂肥の時期に「葉いもち」が出ていたら、穂肥をやらない、量を減らす等が必要です。
　　②上位の葉に「葉いもち」が多い場合は、「穂いもち」に進行することがあります。

（4）稲こうじ病　※出荷玄米に「稲こうじ病」の混入がある場合は、「規格外」となります。

　　幼穂形成期から穂ばらみ期に雨が多く、気温が低いときに発生しやすくなります。
　　昨年、発生が多かった田んぼでは、発生に注意しましょう。
　　①葉色が濃い田んぼでは、穂肥を控える。
　　②薬剤防除する場合は、粉剤・水和剤で出穂10～20日前、粒剤で出穂14～21日前に行いましょう。
　　※症状が現れた後で薬剤を散布しても効果はありません。

（5）斑点米カメムシ
　　出穂10日までは、こまめな草刈を行いましょう。　雑草の穂を出さないように！
　　また、刈取った草が水路に落ちないように注意しましょう。

• 病害虫の発生状況は、田んぼ毎で異なります。自らの田んぼの観察を十分に行いましょう!
• また、畔草は草丈がヒザより上にならないように管理していきましょう!
• 最新情報は、今後の「携帯版稲作情報」及び「稲作だより2号」でお知らせします。