メニュー

閉じる

平成30年3号

平成30年3号

第3号(平成30年9月4日発行)

出穂期以降も、平年より気温が高く、降水量が少ない日が続いています。
病害虫ともに発生は少ないですが、特に秋ウンカ(トビイロウンカ)による坪枯れには注意しましょう。

1. 気象経過

2. 収穫

主食用米は籾の8割程度が黄金色になった時期が収穫適期です。(籾水分25~28%が目安)
今後の天候で収穫適期が変わる場合がありますが、下記の表を参考に田んぼをよく観察し、適期に収穫しましょう。
収穫適期予想
品種 田植え日 出穂期 収穫適期予想
夢つくし 6月1日 8月2日頃 9月4日頃
6月10日 8月7日頃 9月9日頃
元気つくし 6月10日 8月13日頃 9月18日頃
6月20日 8月19日頃 9月25日頃
ヒノヒカリ 6月10日 8月24日頃 10月1日頃
6月20日 8月30日頃 10月9日頃
実りつくし 6月20日 9月3日頃 10月16日頃
ヒヨクモチ 6月20日 9月5日頃 10月20日頃
ツクシホマレ 6月20日 9月4日頃 10月25日頃
※ 1.収穫適期予想は、出穂期からの積算温度(8/31までの実数、9/1からの平年値)をもとに算出しています。
※ 2.ツクシホマレは飼料用米としての収穫適期を予想しています。

3. 病害虫の状況と対策

(1)いもち病(稲作ノート48ページ参照)
肥料が多い田んぼに発生が見られるものの全体的に少ないです。

対策:防除適期は過ぎています。しかし、止め葉に病斑がある場合は、出穂期から2週間後頃までは防除も有効です。

(2)稲こうじ病(稲作ノート50ページ参照)
出荷玄米に稲こうじ病に感染した玄米が混入していると「規格外」となります。

対策:防除適期は過ぎており、症状が現れた後で防除しても効果はありません。田んぼで稲こうじ病に感染した籾を見つけたら取り除きましょう。また、発生している田んぼと発生していない田んぼを分別して収穫・乾燥・調製を行いましょう。

(3)トビイロウンカ(稲作ノート31ページ参照)
発生は少ないようです。調査している田んぼでは発生していませんでした。9月25日頃、田んぼに入り、株元を十分に観察しましょう。

対策:今後、多発生して坪枯れしそうな場合(1株あたり5頭以上)
1.収穫時期が近い田んぼでは、収穫を早める。
2.収穫まで時間がある田んぼでは、防除を行う。

※防除を行う際は、農薬によって使用できる時期が違うので、ラベルを確認するとともにJAにご相談下さい。

・病害虫の発生状況は、田んぼごとで異なります。自らの田んぼの観察を十分に行いましょう。
・農薬を使用する際は、農薬ラベルを必ず確認し適正使用と飛散防止に努めましょう。

4. 収穫までの水管理

早期落水は「充実不足」の原因となります。

穂揃い期以降、収穫1週間前まで間断潅水を行いましょう。

台風が接近してきたら…

(1) 強風による脱水を防ぐため、できるだけ深水管理を行いましょう。
(2)収穫時期が押し迫っている場合は、台風前に収穫しましょう。

5. 等級を著しく低下させる要因(稲作だより第2号にも掲載)

下記の条件になると等級が下がる若しくは規格外となります。注意しましょう。

(1) 胴割れ(立毛胴割れ)
早期落水した場合や刈り遅れた場合に、田んぼの中で胴割れが発生します。高温年に刈り遅れた場合は、特に発生しやすくなるので注意しましょう。できる限り落水時期を遅くし、適期収穫を行いましょう‼

(2) ヤケ米
収穫した籾を炎天下にさらしたり、コンバイン袋に入れて放置していると「ヤケ米」が発生します。収穫後2~3時間以内に乾燥機に入れ送風にしましょう‼

(3) 稲こうじ
稲こうじ病菌の損傷を受けていることが確認されたものは規格外となります。発生の多い田んぼは、分別して収穫・乾燥を行いましょう‼

(4) 雑草種子の混入
雑草の種子が玄米の種子に混入していると等級が下がり、大半が規格外となります。色彩選別機でも完全に除去することは厳しいので、種子が落ちる前に抜き取りましょう。

6. 土壌分析を行いましょう

今年も多肥栽培ほ場では、病害虫の発生が多く見られました。減農薬栽培を行うためには、適正な施肥が重要です。今後のより良い水稲栽培に向けて、収穫後は土壌分析を行いましょう。

7. コンバインでの農作業事故防止対策

(1) 転倒・転落防止
コンバインは、重心が高く、同じ凹凸でもトラクターより傾きが大きくなります。畔や突起物を乗り越える時は、低速で操作し、10㎝以上の高低差がある場合は、あゆみ板を使用しましょう。

(2)巻き込まれ事故防止
ワラ等の詰まり除去作業を行う場合は、必ずエンジンを停止して行いましょう。また、衣服やタオル等が巻き込まれないよう適切な服装で作業しましょう。

※ 内容に関する問い合わせは、最寄りのグリーンセンターまたは普及指導センターへ
PAGE TOP