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令和元年3号

令和元年3号

第3号(令和元年9月3日発行)

稲作だより第2号で、昨年よりも遅い出穂期を予想していましたが、ヒノヒカリを除く品種では予想よりもさらに遅い出穂期となりました。
一部の地域で秋ウンカ(トビイロウンカ)の発生が昨年より多いため、自らの田んぼを観察し、秋ウンカによる坪枯れには十分に注意しましょう。

1. 気象経過

2. 収穫

主食用米は籾の8割程度が黄金色になった時期が収穫適期です。(籾水分25~28%が目安)
今後の天候で収穫適期が変わる場合がありますが、下記の表を参考に田んぼをよく観察し、適期に収穫しましょう。
収穫適期予想
品種 田植え日 出穂期 収穫適期予想
夢つくし 6月1日 8月8日頃 9月12日頃
6月10日 8月13日頃 9月17日頃
元気つくし 6月10日 8月18日頃 9月26日頃
6月20日 8月22日頃 10月1日頃
ヒノヒカリ 6月10日 8月24日頃 10月4日頃
6月20日 8月27日頃 10月7日頃
実りつくし 6月20日 9月3日頃 10月19日頃
ヒヨクモチ 6月20日 9月6日頃 10月20日頃
ツクシホマレ 6月20日 9月5日頃 10月25日頃
※ 1.収穫適期予想は、出穂期からの積算温度(8/31までの実数、9/1からの平年値)をもとに算出しています。
※ 2.ツクシホマレは飼料用米としての収穫適期を予想しています。

3. 病害虫の状況と対策

(1) いもち病(稲作ノート48ページ参照)
停滞型のいもち病が発生している田んぼが目立っていましたが、現在は、肥料が多い田んぼに発生が見られるものの全体的に少ないです。

対策: 防除適期は過ぎています。しかし、止め葉に病斑がある場合は、出穂期から2週間後頃までは防除も有効です。

(2) 稲こうじ病(稲作ノート50ページ参照)
出荷玄米に稲こうじ病に感染した玄米が混入していると「規格外」となります。

対策: 防除適期は過ぎており、症状が現れた後で防除しても効果はありません。田んぼで稲こうじ病に感染した籾を見つけたら取り除きましょう。また、発生している田んぼと発生していない田んぼを分別して収穫・乾燥・調製を行いましょう。

(3)トビイロウンカ(稲作ノートP31参照)
早良の中山間地域に発生が多く、その他の地域においては少ないようですが、9月末頃には、田んぼに入り、株元を十分に観察しましょう。

対策:今後、多発生して坪枯れしそうな場合(1株あたり5頭以上)

①収穫時期が近い田んぼでは、収穫を早める。
②収穫まで時間がある田んぼでは、防除を行う。(防除適期 9/29~10/7)防除を行う際は、農薬によって使用できる時期が違うので、ラベルを確認するとともにJAにご相談下さい。

※病害虫の発生状況は、田んぼごとに異なります。自らの田んぼの観察を十分に行いましょう!
農薬を使用する際は、農薬ラベルを必ず確認し適正使用と飛散防止に努めましょう!

4. 収穫までの水管理

早期落水は「充実不足」の原因となります。

穂揃い期以降、収穫1週間前まで間断潅水を行いましょう。

台風が接近してきたら…

(1) 強風による脱水を防ぐため、できるだけ深水管理を行いましょう。
(2)収穫時期が押し迫っている場合は、台風前に収穫しましょう。

5. 等級を著しく低下させる要因(稲作だより第2号にも掲載)

下記の条件になると等級が下がる若しくは規格外となります。注意しましょう。

(1) 胴割れ(立毛胴割れ)
早期落水した場合や刈り遅れた場合に、田んぼの中で胴割れが発生します。高温年に刈り遅れた場合は、特に発生しやすくなるので注意しましょう。できる限り落水時期を遅くし、適期収穫を行いましょう‼

(2) ヤケ米
収穫した籾を炎天下にさらしたり、コンバイン袋に入れて放置していると「ヤケ米」が発生します。収穫後2~3時間以内に乾燥機に入れ送風にしましょう‼

(3) 稲こうじ
稲こうじ病菌の損傷を受けていることが確認されたものは規格外となります。発生の多い田んぼは、分別して収穫・乾燥を行いましょう‼

(4) 雑草種子の混入
雑草の種子が玄米の種子に混入していると等級が下がり、大半が規格外となります。色彩選別機でも完全に除去することは厳しいので、種子が落ちる前に抜き取りましょう。

6. 土壌分析を行いましょう

今年も多肥栽培ほ場では、病害虫の発生が多く見られました。減農薬栽培を行うためには、適正な施肥が重要です。今後のより良い水稲栽培に向けて、収穫後は土壌分析を行いましょう。

7. コンバインでの農作業事故防止対策

(1) 転倒・転落防止
コンバインは、重心が高く、同じ凹凸でもトラクターより傾きが大きくなります。畔や突起物を乗り越える時は、低速で操作し、10㎝以上の高低差がある場合は、あゆみ板を使用しましょう。

(2)巻き込まれ事故防止
ワラ等の詰まり除去作業を行う場合は、必ずエンジンを停止して行いましょう。また、衣服やタオル等が巻き込まれないよう適切な服装で作業しましょう。

令和元年産米出荷について

1.出荷契約書を提出していない生産者は、出荷契約書の提出が必要です。最寄りのグリーンセンターで手続きを行って下さい。

2.早良ライスセンターおよび西ライスセンターを利用される出荷者は、搬入計画書の提出忘れがないように注意しましょう。
・早良ライスセンターの利用に関するお問い合わせは、早良グリーンセンター(803-1111)にお願いします。
・西ライスセンターの利用に関するお問い合わせは、西グリーンセンター(806-7411)にお願いします。

3.集荷倉庫(板付倉庫、早良倉庫、田隈倉庫、元岡倉庫、元岡第二倉庫)に出荷される方は、以下の点に注意して下さい。

(1)集荷日程について
倉庫ごとに集荷日程表を作成していますので、集荷日に出荷して下さい。

(2)栽培作業記録簿の提出について
出荷の都度、提出が必要です。出荷時に必ず提出して下さい。

(3)出荷時の基準水分について
【主食用米】 基準水分:14.0%~15.5%
【もち米】  基準水分:13.5%~14.5%
【飼料用米】 基準水分:14.5%以下

(4)皆掛重量について
30.6㎏

(5)出荷袋について
①製品玄米 ⇒ 新袋
②中米 ⇒ 新袋
③くず米 ⇒ 一空袋
④もち米 ⇒ もち米専用新袋

(6)出荷袋の記載について
※画像参照
※ 内容に関する問い合わせは、最寄りのグリーンセンターまたは普及指導センターへ
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