農産物・直売所

稲作だより

第3号(平成27年9月11日発行)

出穂期から現在まで気温が低く、日照時間も少なく、雨の日が続いています。
収穫時期はやや遅くなる予想です。

1. 気象経過

気温と日照時間 グラフ

※平年値は、平成17年~平成26年の10年間の平均値です。

2. 収穫について

収穫期は、平年よりやや遅くなりそうです。
主食用米は籾の8割程度が黄金色になった時期が収穫適期です(籾水分25~28%が目安)。下記の表を参考に田んぼをよく観察して適期に収穫しましょう。

【収穫適期予想】
品種 田植え日 出穂期予想 収穫適期予想
夢つくし 6月1日 8月9日頃 9月15日頃
6月10日 8月13日頃 9月19日頃
元気つくし 6月10日 8月17日頃 9月26日頃
6月20日 8月22日頃 10月1日頃
ヒノヒカリ 6月10日 8月26日頃 10月6日頃
6月20日 8月29日頃 10月10日頃
にこまる 6月20日 9月2日頃 10月16日頃
ヒヨクモチ 6月20日 9月8日頃 10月24日頃
ツクシホマレ 6月20日 9月4日頃 10月20日頃

※収穫適期予想は、出穂期からの積算温度(9/7までの実数、9/8からの平年値)をもとに算出しています。今後の天候で収穫適期が変わる場合があります。

3. 病害虫の状況と対策

  • 病害虫の発生は、田んぼ毎で異なります。自らの田んぼの観察を十分に行いましょう。
  • 農薬を使用する際は、農薬ラベルを必ず確認し適正使用と飛散防止に努めましょう!
  • 株元に多発するトビイロウンカ

    株元に多発するトビイロウンカ

  • ナミアオカメムシ

    ミナミアオカメムシ

(1)いもち病(稲作ノート48ページ参照)

梅雨明け後、停滞していましたが、出穂期以降は気温が低く、雨が多いのでいもち病が発生しやすい状況にあります。穂に感染すると収量減となりますので要注意です。

発生状況:葉いもちの病斑は多いが、ほとんどが下葉です。穂いもちの発生もありますが大幅な収量減となりそうな被害は見られません。

対策:防除適期は過ぎています。しかし、止め葉に病斑がある場合は、出穂期から2週間後頃までは防除も有効です。

(2)稲こうじ病(稲作ノート50ページ参照)

出穂期以降、気温が低く、雨が多いので稲こうじ病が発生しやすい状況にあります。昨年、発生が多かった田んぼでは要注意です。出荷玄米に稲こうじ病に感染した玄米が混入していると「規格外」となります。

対策:防除適期は過ぎており、症状が現れた後で防除しても効果はありません。田んぼで稲こうじ病に感染した籾を見つけたら取り除きましょう。また、発生している田んぼと発生していない田んぼを分別して収穫・乾燥・調製を行いましょう。

(3)トビイロウンカ(稲作ノート31ページ参照)

田んぼの中に入り、株元を十分に観察しましょう。

発生状況:JA福岡市管内の調査田では、発生を確認していません。

対策:今後、多発生して坪枯れしそうな場合

  1. 収穫時期が近い田んぼでは、収穫を早める。
  2. 収穫まで時間がある田んぼでは、防除を行う。

防除を行う際は、農薬によって使用できる時期が違うので、ラベルを確認するとともにJAにご相談下さい。

(4)斑点米カメムシ(稲作ノート35ページ参照)

発生状況:全体的には目立ちませんが、田んぼによっては多発しています。

対策:薬剤による防除適期は、穂揃い期から7~10日後です。防除適期を過ぎた場合でもミナミアオカメムシが多発している田んぼでは、できるだけ早いうちに防除しましょう。

(5)縞葉枯病(稲作ノート53ページを参照)

対策:収穫後、速やかに田んぼを耕し、刈り株をすきこみましょう。ヒメトビウンカは畔草で越冬するので、冬から春にかけて畔草を刈りましょう。

4. 収穫までの水管理

今年の稲は徒長しています。田んぼの乾きが不十分な場合は、倒伏しやすくなります。一方、早期落水は、「充実不足」の原因となります。穂揃い期以降、収穫1週間前まで間断潅水を行いましょう。

5. 雑草

雑草の種子が出荷玄米に混入すると等級が下がります。雑草は、収穫前(種子が落ちる前)に取り除きましょう。

6. 等級を著しく低下させる要因

下記の条件になると等級が下がる若しくは規格外となります。注意しましょう。

(1)胴割れ(立毛胴割れ)

早期落水した場合や刈り遅れた場合に、田んぼの中で胴割れが発生します。できる限り落水時期を遅くし、適期収穫を行いましょう。

(2)ヤケ米

収穫した籾を炎天下にさらしたり、コンバイン袋に入れて放置していると「ヤケ米」が発生します。収穫後2~3時間以内に乾燥機に入れましょう。

(3)稲こうじ

稲こうじ病菌の損傷を受けていることが確認されたものは規格外となります。発生の多い田んぼは、分別して収穫・乾燥を行いましょう。

7. 機械の掃除徹底と安全対策

掃除や点検を徹底し、事故を防ぎましょう。

  1. コンバインや乾燥機・籾摺機の掃除を十分に行い、異物等の混入やコクゾウムシ等の害虫が発生しないようにしましょう。
  2. また、コンバイン作業は、巻き込まれや転倒・転落事故、周囲の安全確保に十分に注意して行いましょう。

8. 土壌分析を行いましょう

今年も多肥栽培ほ場では、病害虫の発生が多く見られました。減農薬栽培を行うためには、適正な施肥が重要です。今後のより良い水稲栽培に向けて、収穫後は土壌分析を行いましょう。

内容に関する問い合わせは、最寄りのグリーンセンターまたは普及指導センターへ

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